ソプラノ歌手・福田美樹子の公式サイト。日本を代表するソプラノとして、オペラ、リサイタル、公演情報を掲載。美しい歌声で世界中のファンを魅了しています。出演依頼も受付中。

クロード・ドビュッシーの墓

ドビュッシー研究の第一人者、青柳いづみこを企画・監修・演奏に迎えた大注目盤 !
フランス歌曲を中心に活躍する福田美樹子を起用

[収録内容]
1. モーリス・ラヴェル : 亡き王女のためのパヴァーヌ
楽譜集 [クロード・ドビュッシーの墓] (1920)
2. ポール・デュカ : 牧神の遥かな嘆き
3. フローラン・シュミット : そして牧神は月あかりの麦畑に肘をついて横たわる
4. イーゴリ・ストラヴィンスキー : 管楽器のためのサンフォニーの断章 ~ ドビュッシーの思い出に
5. アルベール・ルーセル : ミューズたちのもてなし
6. ジャン・フランチェスコ・マリピエロ : 讃歌
7. ベーラ・バルトーク : 無題 ~ ソステヌート、ルバート
8. ユージン・グーセンス : 無題 ~ モルト・モデラート・コン・エスプレッシオーネ
9. マヌエル・デ・ファリャ : 讃歌 ~ ギターのための
10. エリック・サティ : 30年間の麗しい友情の思い出に
[ドビュッシーを讃えて]
11. アルフレード・カゼッラ : ドビュッシー風に ~ 準備中の劇のための間奏曲
12. エリック・サティ : 牧歌 ~ ドビュッシーへ 「最後から二番目の思想」 第1曲
13. ゾルタン・コダーイ : 墓碑銘 「七つのピアノ小品」 作品11 第4曲
14. ジェルメーヌ・タイユフェール : ドビュッシーを讃えて
15. マニュエル・ロザンタル : ドビュッシーを讃えて 「六つのカプリース」 第5曲
[「音楽新潮」ドビュッシー特集号の楽譜] (1935)
16. 作詩/前田鉄之助 | 作曲/清瀬保二 : ドビュッシーに捧ぐる頌歌 (*)
17. 石田一郎 : ドビュッシーを讃えて
18. 荻原利次 : ドビュッシーを讃えて (*)
19. クロード・ドビュッシー : 神聖な舞曲と世俗的な舞曲

(*) 世界初録音青柳いづみこ (ピアノ)
西本夏生 (ピアノ)
福田美樹子 (ソプラノ)

SACDハイブリッド盤。ドビュッシー研究の第一人者、青柳いづみこを企画・監修・演奏に迎え、ドビュッシー没後100年を記念して新たに録音・制作した画期的なアルバムの登場です。
1920年、フランスの音楽雑誌「リヴュ・ミュジカル」はドビュッシー追悼号を発行しました。これには、別冊として「クロード・ドビュッシーの墓」と題された楽譜集が添付されましたが、そこに掲載されたのはストラヴィンスキー、サティ、バルトーク、デュカなど、フランス内外の錚々たる顔ぶれの作曲家たちでした。一方、1935年に日本の音楽雑誌「音楽新潮」は、1928年に続いて2度目のドビュッシー特集号を刊行します。ここには、清瀬保二をはじめとする3人の日本人作曲家たちがドビュッシーに捧げた曲が掲載されました。
今回、アールレゾナンス・レーベルからSACDハイブリッド盤でリリースされる「クロード・ドビュッシーの墓」は、「リヴュ・ミュジカル」掲載の楽譜集から、ラヴェルのヴァイオリンとチェロの二重奏作品を除く全9曲、「音楽新潮」からの邦人作品3曲のほか、カゼッラ、コダーイ、サティ、タイユフェール、ロザンタルがドビュッシーに捧げた作品、さらに、ピアノ連弾によるラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」とドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」を収録しました。
演奏は青柳いづみこの他、ゲストに新進気鋭のピアニスト・西本夏生、フランス歌曲を中心に活躍する福田美樹子を迎え、ドビュッシー没後100年記念企画に相応しいバラエティーに富んだ内容となっています。
24ページに及ぶブックレットには青柳いづみこ自身による監修の言葉を掲載、また、20世紀芸術史の研究家・沼辺信一による6,500字を超える解説は、各々の作品に込められたドビュッシーへのオマージュの源泉を解き明かし、アルバムを聴く楽しみが一層深まります。