おはようございます
声楽家 福田美樹子です
35年の現役生活、コロラトゥーラソプラノ
小さなあなたの大きな夢を応援します!
フランスよりカルテットが来日
サントリーブルーローズにて
コンサートシリーズ其の三詳細←こちらです
今朝は暑いくらい
春と夏が大好きで昨日、春菊とかレタスとか植えてみた
庭ブログ生活が楽しみです
青柳いづみこ著書の「パリの音楽サロン」
を読んでいます
わたしが専門とするフランス歌曲を時代背景とともに
わかりやすく解説してくれる📕です。
昨年贈っていただきました
青柳いづみこさんはドビュッシー没後100年のCDアルバム「ドビュッシーの墓」に
参加させていただきましたご縁です
誰も真似できない流れるような即興のような演奏が大好きで尊敬する音楽家の一人です
ドビュッシーの墓発売記念コンサート映像はこちらです
ナレーションと収録歌曲演奏をしております
さて、著書「パリの音楽サロン」には
若く、無名でお金のない芸術家が世に出る手段は多くない
、、、(略)サロンデビューしなければ、文壇・楽壇の大立者や文芸の庇護者に出会うこともできなかった。
とあるけれど、
サン マルソー夫人が1875年から
半世紀にわたって開催されていた「金曜日」というサロンには
フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルが
初演前のシェエラザードなどを披露したり
また、私のフランスでの師匠マディ・メスプレもたくさんの録音を残している
フランスオペレッタの巨匠アンドレ・メサジェが足繁く通っていたということ。
(メサジェの「お菊さん」はわたしのレパートリーの一つで、
アントワンヌ・パロックとのアルバム「歌う思い出」に収録されていて、
2年前にもカルテットとフランスや、東京のツアーでも歌っている
主人公お菊さんは日本の芸者。道ならぬ恋に翻弄される物語です)
他のサロンのオーナーとマルソー夫人との違いは、ピアノや声楽は玄人同然、読譜も早かったそう
そして、音楽を聴くというときには音楽の尊厳を守り囁き声さえなかったそう
サロンは作曲されたばかりの作品を初演前に作品をピアノや歌で音出しするという場でもあった
フォーレのピアノで「優しい歌」
ラヴェルのピアノで「クレマン・マロのエピグラム」を夫人が歌ったというストーリーは
優しき歌は私の最も愛する歌曲でもありワクワクします
その時をイメージして歌ってみると場の香りや、ざわめき、躍動感がら蘇るような気がします
もちろん演奏は残ってない
少し後の作曲家プーランク 自身がピアノ伴奏をしている映像は
今も私たちは見ることができるけど、、、
わたしはパリで師匠の国民的歌手マディ・メスプレとフランス歌曲,オペレッタを何年もかけて研究してきた
19世紀後半の時代の
映像が残っていない時代の読譜、解釈、手法を元に
フランス歌曲の真髄をお聴きいただきたいと願っています
受け取りに来てください
コンサート会場でお会いしましょう!
今日も素晴らしい一日をお過ごしください♪
フランスよりフランスカルテットが来日
サントリーブルーローズにて
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